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【総論】対談
総合診療医育成のニューノーマル—島根県の総合診療専攻医割合が日本一なワケ
和足 孝之
1
,
白石 吉彦
1,2
WATARI TAKASHI
1
,
SHIRAISHI YOSHIHIKO
1,2
1島根大学医学部附属病院 総合診療医センター
2隠岐島前病院
pp.1060-1069
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429203887
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島根大学医学部附属病院「しまね総合診療医センター」は、2024年までに県内の総合診療専攻医割合を「22%」とすることを目標に掲げている。2022年の全国平均が「2.6%」であることを考えると、1桁違うのではないかと耳目を疑うが、まずは表11,2)を見てほしい。島根県の総合診療専攻医割合は2020年度から3年連続で全国1位、2022年度にはすでに「17.8%」を達成しており、夢物語ではなさそうだ。これを牽引するのが、同センターの総合診療医養成プロジェクト「NEURAL GP network」である。この「地域だけではない、大学だけでもない」持続可能な新たな“学びネットワーク”とは、どのようなものなのか? そのミッションを着実に実現しつつある、その戦略と秘訣とは?同センターのセンター長・副センター長に余すところなく語り合っていただいた。(編集室)
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