特集 災害看護教育の現在 東日本大震災から10年を経て
扉
pp.213
発行日 2021年3月25日
Published Date 2021/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201681
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地震・津波の自然災害と原子力発電所事故が重なった未曽有の大災害から10年が経とうとしています。この間にも全国で大規模な地震や水害が発生し、日本にいる限り、災害と無縁な看護職はいないといえるでしょう。一方で、看護の基礎教育・臨床教育における災害看護の割合は、けっして大きいとはいえません。少ない時間のなかで効果的・効率的な学習ができるよう、教育現場の先生方は工夫をされています。
災害看護の教育内容は、被災とその支援からの教訓をふまえて徐々に変わってきています。今回の特集では、看護職の災害へのかかわり方、そしてさまざまな場で行われている災害看護教育について取り上げます。オンラインでのシミュレーション教育など、これからの教育現場で可能な指導方法についても考えたいと思います。
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