特集 工夫が光る! 在宅看護演習・実習
地域とのつながりをとらえた「継続看護学実習」―オンライン実施での工夫とメリット
谷山 牧
1
,
保母 恵
1
,
若林 和枝
1
1国際医療福祉大学小田原保健医療学部看護学科
pp.986-993
発行日 2020年11月25日
Published Date 2020/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201603
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「在宅看護学実習」につながる「継続看護学実習」
国際医療福祉大学小田原保健医療学部(以下、本学)では、看護学科4年生を対象とした統合科目として継続看護学実習を実施しています。この実習の目的は、「病院から退院する方に必要とされる医療保健福祉サービスを継続するための看護および福祉活動について、そのニーズや連携の実際を学ぶ」であり、病院の地域連携室などで入退院支援を受けている患者1名を担当し、5日間かけて退院支援を学んでいます。
この実習では患者やご家族、退院支援看護師からお話を伺い、退院時共同指導などのカンファレンスに参加し、入院中の生活を観察し、ICF(国際生活機能分類)の枠組みを用いて、退院後のニーズ評価やどういった資源を活用できるかを検討し、情報提供を行います。継続看護学実習が終わった後、2週間の在宅看護学実習を行います。
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