特別記事
教育実践報告を書こう!―その3 実践報告の書き方の整理②―授業評価や実践の結果と考察を書いて、まとめる
岩﨑 千晶
1
,
山下 裕紀
2
1関西大学教育推進部
2関西医科大学看護学部
pp.244-249
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201447
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前回は「教育実践報告(以下、実践報告)」をわかりやすく伝えるための書き方を扱い、「教育実践の目的を明らかにできる」「教育実践の概要をわかりやすく説明できる」「目標を達成するための授業内容・方法を具体的に書ける」ことをめざしました。教育実践報告のアウトライン(表)の「2.教育実践報告の目的」「3.教育実践の概要」「4.授業内容・授業方法」に該当する部分です。特に、「3.」のなかの教育目標と「4.」のバランスがとれていることに配慮し、授業目標を達成するための授業方法になっているのかを確認しました。そして授業方法に関しては、他の教員が再現できるようにその方法をなるべく具体的に記載することの重要性について述べました。
最終回では「目標を達成するための授業評価を具体的に書ける」「実践報告の目的に対応した評価方法を選択する」「教育実践の結果と考察をわかりやすく書くことができる」「まとめと今後の展望を具体的に書くことができる」「実践報告を見直す方法を説明できる」ことをめざします。表の「5.教育実践の評価方法」「6.教育実践の結果と考察」「7.まとめと今後の展望(課題)」に該当する部分となります。
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