特別記事
教育実践報告を書こう!―その2 実践報告の書き方の整理①―目的、概要、授業内容を明らかにする
岩﨑 千晶
1
,
山下 裕紀
2
1関西大学教育推進部
2関西医科大学看護学部
pp.156-161
発行日 2020年2月25日
Published Date 2020/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201428
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はじめに
前回は、「教育実践報告(以下、実践報告)の意義を説明できる」「実践報告を執筆するにあたり、アウトラインを作成できる」「授業の背景・授業目的を具体的に書くことができる」ことをめざしました。これは、表1の「1.教育実践の背景」にあたる箇所です。続く第2回では、授業実践を読者に伝えるための書き方を解説します。具体的には「実践報告の目的を明らかにできる」「教育実践の概要をわかりやすく説明できる」「目標を達成するための授業内容・方法を具体的に書ける」ことをめざします。表1のうち、「2.教育実践報告の目的」「3.教育実践の概要」「4.授業内容・授業方法」に該当する部分です。授業目標を達成するために、どのような授業内容・方法を採用しているのか、読者に具体的に伝わる文章を書くことができるように取り組んでいきましょう。
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