特集 —指定規則改正前の今こそ!—未来をみすえたカリキュラムを考える
1年生から卒業年度まで、地域で学ぶカリキュラム—「しまの医療と看護」と「しまの看護実習」
濱川 孝二
1
1学校法人原田学園 鹿児島医療技術専門学校
pp.114-120
発行日 2019年2月25日
Published Date 2019/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201174
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これからをみすえた看護学科のカリキュラム
本校は、1993(平成5)年、鹿児島の地域医療を担う看護師の養成を目的として開校した。その後、①広く地域を視野に入れ、地域に貢献できる能力、②自ら状況を判断し、主体的に活動できる能力、そして、③確実な看護実践能力を育成するために、看護師教育の充実を図りたいと考え、2015(平成27)年から看護師3年課程、修業年限4年への課程変更を行い、これからの保健・医療・福祉の担い手として、活躍できる人材育成をめざして、その目標の実現に取り組みたいと考えた。
そのため、看護師教育課程を修業年限4年間で、基礎分野の充実、地域社会のニーズをふまえ、主体的な判断のできる人材育成をめざす「しまの看護実習」*、健康水準に応じた看護の実践能力を強化する領域横断科目の設定、主体性を育む教育方法などを積極的に取り入れ、より深い人間理解と確実な看護実践能力を育成し、社会に求められる看護専門職者の育成をめざしている。
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