特集 病院が直面する「すでに起こった未来」
ICTを用いた離島支援と地域医療連携—しまね医療情報ネットワーク(まめネット)の試み
小阪 真二
1
1島根県立中央病院
pp.300-304
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541210688
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●島根県では1998年の遠隔画像読影支援事業を皮切りに地域医療におけるICT化実証実験を積み重ね,地域医療におけるICT化を推進してきた.2013年に地域医療再生基金を利用して診療情報共有の仕組みを強化し,しまね医療情報ネットワーク(まめネット)としてリニューアルした.
●まめネットは利用料,患者同意の考え方などを工夫し,簡便に地域で患者診療情報共有を行える仕組みを構築,利用権限を多職種に広げ,また在宅ケア支援サービスを追加することにより,地域包括ケアの現場で利用価値の高いネットワークを目指し,病診連携から地域包括ケアまでを幅広くカバーする医療情報ネットワークとして運営している.
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