連載 ドライアイ外来最前線
私のドライアイ診療② ―久喜かわしま眼科―
川島 素子
1
1久喜かわしま眼科 副院長
pp.40-42
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.34449/J0042.17.02_0040-0042
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当院は2018年の開院以来,埼玉県内の広い地域から多くの患者さんが受診しています。診療内容は眼科一般診療をはじめ,日帰り白内障手術,網膜硝子体手術,硝子体内注射,レーザー治療など多岐に渡り,そのなかでドライアイの患者さんの割合は2割近くにのぼります。ドライアイの患者さんの年代層は非常に幅広いのですが,最近目立つのが学童のドライアイです。特にコロナ禍でオンライン授業が始まり,タブレット使用が普及するとともに急増した印象があります。なかには涙の分泌が少なく「眼が乾く」と訴えるだけでなく,上皮障害まで呈しているお子さんまでおられます。お母さんたちも,授業でのタブレット端末の使用が増え,自宅でも学校から持ち帰った端末で宿題をする姿をみて,眼の健康についてはとても気にされている様子です。
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