増大号特集 「読む,書く,話す」で,教育力の充実を
扉
pp.587
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200794
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入学生の「読む,書く,話す」能力が,授業に参加するには不十分であると感じることは少なくないでしょう。そのため,初年次教育として,それらの能力を高めるためのプログラムを取り入れる大学,専門学校は近年増加しています。これはつまり,学生がそれまでに学んだことだけでは,専門教育についていくのには足りないと判断されてのことです。翻って,教員としての「読む,書く,話す」能力は,その先生がそれまで学んだことで足りているでしょうか,教育者として授業を行うのに十分でしょうか? ただ,看護師の先輩としての立場のみで「教育」にあたってはいないでしょうか?
大学では,設置基準の改正により,今年度より教員を含むSD(Staff Development)が義務化されました。自分が学生や院生として,あるいは専門家として学んだことだけで「教育」できるとする見方は通用しなくなります。当然専門学校においても,教員には同様な能力が求められるでしょう。
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