増大号第2特集 看護学生・教員エッセイ─入選エッセイの発表
学生部門
痛みと恥ずかしさとバスタオル
新原 好美
1
1久留米医師会看護専門学校看護専門課程看護科
pp.640-641
発行日 2016年8月25日
Published Date 2016/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200564
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とある夜勤明けの朝,激痛が走り腰が曲げられない状態になった。帰宅して痛み止めを飲み就寝。だが次の日の朝,起き上がろうとしたら腰にさらなる強烈な激痛が。声にならない声。心のなかで「あっこれは……」事態を悟った。
しばしベッドの上で考えた。起き上がる方法をいろいろ試してみた。その結果,右側臥位がいちばんベストだと辿り着き,起き上がり成功。立ち上がりも机を支えに成功。ホッと一息つき歩き出す。歩く姿は,腰の曲がったおばあちゃん。病院に行くために,もそもそ着替え,いざ病院へ出発。
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