連載 療養風景―介護の工夫・第1回【新連載】
蒸しタオル清拭
谷垣 靜子
1
1鳥取大学医学部保健学科
pp.666-667
発行日 2003年8月1日
Published Date 2003/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100722
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本連載では,在宅療養を快適に過ごすためのさまざまな工夫を紹介します。第1回の今回は,「蒸しタオル清拭」です。
京都市左京区にお住まいの美代さん(83歳)はひとり暮らし。アルツハイマー型老年痴呆を患い,コミュニケーションはとれません。胃瘻造設,膀胱留置カテーテル挿入,拘縮もあり,と「ひとり暮らし」に驚かれるかもしれませんが,訪問看護師,ヘルパー,マッサージ師(理学療法士の資格者でもある),医師などの協力を得て,子どもさんたちが交代で介護にあたっています。今回は,この美代さん宅で実践されている「蒸しタオル清拭」について紹介します。
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