特集 「おかしいな」と思ったときの学生指導
入学後から見られた居眠りが実習初日のミーティング中にまで
江川 万千代
1
1遠賀中間医師会立遠賀中央看護助産学校
pp.288-289
発行日 2014年4月25日
Published Date 2014/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102669
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事例 入学後から居眠りが多く卒業延期になった学生
A子は3人きょうだいの真ん中で一人娘として育っている。入学後より授業中の居眠りが多く,本人も態度が悪いと自覚している。週4~5日バイトをしており(面接で判明),バイト先は厳しいがやり甲斐があるという。学校生活では協調性がなく,友人も少なくクラスメイトと上手くやれていない。グループワークでは自分の意見を否定や無視されたと思うことが多い。1年次はほとんどの科目で再試験となり,単位取得できない科目もあり卒業延期となった。小さいころからナースになりたかった。何年かけても卒業したいと言うが,反面まったくやる気のない行動をみせ,授業中ほとんど居眠りをして過ごしている。 *個人と場所が特定されないようにフィクションとして再構成しています。
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