特集 2014年の国試に向けてできること
本学国家試験支援室から見た今後の国家試験対策で重要なこと
三井 明美
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1甲南女子大学看護リハビリテーション学部看護学科国家試験支援室
pp.798-803
発行日 2013年9月25日
Published Date 2013/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102504
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はじめに
本学看護リハビリテーション学部看護学科は,2007(平成19)年度に開設された新設の学部学科である。2010年度に1期生が卒業してから現在までの3年間,看護師国家試験合格率は100%を維持している。
本学における教育は,建学の理念「まことの人間をつくる」を基盤として「品格と国際性を備え,社会に貢献する高い志を持つ女性を育成」し,かつ,質の高い看護学教育を提供するものである。その一方で,保健師助産師看護師学校養成所指定規則の規制を受ける医療職従事者の養成機関でもある。
大学独自の教育理念に則り教育を行うことと,高い看護師国家試験合格率を維持することは決して相反するものではない。大学のアドミッションポリシーとディプロマポリシーと連動させた1年次からの国家試験支援計画を立て,学生の学習到達度等で随時評価を行い,計画修正を行うことで目標は達成可能となる。
本稿では,今までの3年間の本学の国家試験支援計画の実際を総括し,今後の国家試験対策にとって大切な項目を省察していきたいと考える。
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