特集 さまざまな立場からの国試対策
初めての国家試験を体験して―国家試験支援室の活用
森 圭子
1
,
三井 明美
2
1甲南女子大学看護リハビリテーション学部看護学科
2甲南女子大学国家試験支援室
pp.901-905
発行日 2011年11月25日
Published Date 2011/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101916
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はじめに
看護学生にとって国家試験は合格して当たり前の関門といえる。それが大学生であろうと専門学校生であろうと変わりはない。2007(平成19)年度開設の本学も,今年の2月に初めての国家試験を体験し,幸いにも看護師と助産師が100%,保健師は96%の合格という結果であった。結果がよかったからではないが,正直,国家試験の結果に不安はなかった。それは学生,教員,国家試験支援室が三位一体となってがんばってきた軌跡が実感としてあったからである。学生たちは夢に向かってあきらめない,投げ出さない,集中して学習に取り組む,そういった学習に対する姿勢を着実に身に付けてきた結果がそこに存在する。
本稿では,本学が通常の看護学教育を遂行しながら,あわせて国家試験支援室を活用し,初めての国家試験に対してどのように臨んできたかを総括し,今後の国家試験対策の修正につなげていきたいと考えている。
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