特集 看護学校の入学試験とその周辺
本学における入試の現状と問題点
山口 瑞穂子
1
1順天堂医療短期大学
pp.758-764
発行日 1990年11月25日
Published Date 1990/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900131
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入学試験は各学校の教育目標に照らして実施される.本学では豊かな人間性を土台として,主体的に看護が実践できる優秀な看護婦の育成をめざしている.そのため,専門知識の理解に必要な能力と,人間性を兼ね備えた学生を選ぶことを主眼として入学試験を実施している.受験対策が徹底した現在,学生の能力の有無を確認し,入学試験で優秀な学生を選抜するのは難しい.
本学は1989(平成元)年度より看護専門学校が短期大学へと移行し,定員数も100名と倍増された.優秀な学生を選抜するには,応募者の確保も重要であり,一定の倍率を保つために募集要項から検討している.これらは事務職員との協力も必要で,受験生向けに印象付ける学校案内作りにも努力している(760ページコラム).
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