連載 富山県の「専任教員キャリア形成プログラム」作成への取り組み・5【最終回】
看護教員キャリア形成プログラムの定着と発展をめざして
宮本 眞弓
1
,
柴田 明子
1
,
満間 信江
1
,
飯波 園栄
1
,
齊藤 茂子
2
1富山県看護教育機関連絡協議会
2東京工科大学医療保健学部看護学科
pp.776-782
発行日 2013年8月25日
Published Date 2013/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102495
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
はじめに
富山県看護教育機関連絡協議会(以下,看教連)は,看護教員の資質向上を目指し,設置主体の異なる養成機関であっても,会員校12校で活用できるプログラムをつくりたいと時間をかけて「看護教員キャリア形成プログラム」を作成し検討してきた。今までの4回の連載ではプログラム作成から実施までを紹介してきたが,プログラムの使用を開始したところで,すべての会員校で使用できるものにはなっていない現実に直面した。また,2013(平成25)年度からは,事務局と12名の幹事のうち3名が交代するため,今年度の研修会をスタートさせるにあたり,キャリア形成プログラムの意義(連載第2回)を確認し,今後の取り組みについて,さらに実施困難な加盟校の今後の対応について話し合うための臨時幹事会を開催した。
看教連が「看護教員キャリア形成プログラム」に求めていることは,個々の教員が自分のキャリアを積み上げていくこと,そして積み上げたものを可視化することである。実施困難な会員校が明らかになったところで,今後について検討し,継続して実施していくための改善点を模索しているところである。
最終回の今回は,実施困難校への対応と今後の活用について述べる。
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.