連載 「交流」を通して教育力を高める広島県専任教員継続研修の試み・1【新連載】
県としての専任教員継続研修事業化への道のり
水馬 朋子
1
,
井居 美幸
2
,
佐藤 真紀
2
,
高浦 睦美
3
1県立広島大学保健福祉学部看護学科
2広島県健康福祉局医務課
3広島県立総合福祉センター地域支援課
pp.966-969
発行日 2012年11月25日
Published Date 2012/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102245
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はじめに
広島県では,2010(平成22)年2月に公表された「今後の看護教員のあり方に関する検討会報告書」や「第七次広島県看護職員需給見通し」の策定を受けて,県内の専任教員の養成力向上に向け,2011(平成23)年度に「看護師等養成所機能強化事業」を立ち上げ,看護師等養成所専任教員の継続教育の充実に向けた取り組みの検討を3年計画で行っている。初年度は,県内の全養成所で活用できる専任教員の経験段階に応じた成長の指針を示し,それをふまえた成長過程に合わせた研修計画を策定した。研修計画には,県内の看護師等養成所の専任教員が相互に交流して学びを深める内容も盛り込んだ。
本連載ではその具体的な内容について紹介するが,今回はまず,広島県の専任教員の現状や県の事業としてこの取り組みを始めた経緯などを紹介する。
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