連載 学生の目 教員のまなざし・23
「書く」ための手の運動
兼田 千鶴子
1
,
三島 万裕子
1
1ピーエル学園衛生看護専門学校
pp.919
発行日 2012年11月25日
Published Date 2012/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102234
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- 文献概要
1年生が入学してから数か月。高校生時代と違い,毎日課題が出され,文字を書く時間が必然的に増えていきます。そして,文字を書く量が増えると,腱鞘炎を起こす学生が毎年2,3名出てきます。そこで,今年はクラスのなかで「健康促進係」を決め,この係が中心となり,手の運動(両手を伸ばしてグーパーを30回以上)を毎日放課後に行うこととしました。実際どのくらい効果があるかはわかりませんが,学生は照れながらかつ楽しみながら,学習するための基礎トレーニングとして取り組んでいます。担任としては,1日の実施回数を増やして,このまま持続してほしいと思っているところです。
さらには,みんなで「握力を測ろう」ということにもなり,3か月に1回は握力測定しその効果を見ていこうと計画しています。さて,運動の効果はいかほどか,楽しみです。
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