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『三重の看護史 昭和から平成への軌跡』編纂・発行と「看護博物館」開設―三重県立看護大学開学15周年記念事業から
山口 和世
1
1三重県立看護大学地域交流センター
pp.792-796
発行日 2012年9月25日
Published Date 2012/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102193
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記念事業における課題紹介および事業選択までの経緯
三重県立看護大学は,地域特性に応じた看護教育・研究を積極的に推進し,社会の要請に応じられる質の高い看護職を育成するとともに,看護教育・研究の中核機関として保健・医療・福祉の向上に寄与し,あわせて地域に根差し地域と共に歩む大学として1997(平成9)年に開学した。
2012(平成24)年に開学15周年を迎えるのに際して,そうした本学の設立趣旨にふさわしい記念事業を2009(平成21)年度から検討した。そのなかで,(1)看護の歴史を振り返ることによって今日の看護をめぐる状況と自らの立ち位置を確認し,今後の看護教育・研究を考える事業であること,(2)新しい時代の社会の要請に応えられる看護職者育成に役立つ事業であること,(3)看護に対して広く県民,特に若者に関心・理解をもってもらい,看護職を目指す若者の増加促進につながる事業であることが必要との認識に至った。
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