特集 学校をアピールする! 学生確保のためにできること
学校の魅力をアピールするためのさまざまな方策
雑賀 美智子
1
1東京都立荏原看護専門学校
pp.544-548
発行日 2012年7月25日
Published Date 2012/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102118
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都立看護専門学校の学生確保の現状
都立看護専門学校(以下,都立看学)は都内の看護師供給源として,1998(平成10)年の7~11月のピーク時には,准看護師も含め1学年定員1310名の看護師を養成していた。その後,准看護学科,二年課程の閉課,閉校等の再編が2007(平成19)年に終わり,学校数も7校で全体の募集定員が560名となった。これに対し,入学を希望する応募学生数は,2005(平成17)年度以降 2009(平成21)年度まで4年間にわたり減少を続けた。
18歳人口の減少,看護系大学の急増に伴い,看護専門学校の受験生は大幅に減少した。都立看学も例外ではなく,2000(平成12)年度から開始された社会人入試(25歳以上都内在住または在勤)の応募者はほぼ横ばいで推移したが,一般入試はピーク時の53%程度に落ち込み,推薦入試も60%にまで落ち込んだ。この結果,都立全体としては約1000人の応募者が減少した(図1)。
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