特集 学校をアピールする! 学生確保のためにできること
専門学校におけるオープンキャンパスの重要性
伊藤 茂理
1
,
仁科 智子
1
1東邦大学佐倉看護専門学校 広報委員会
pp.549-553
発行日 2012年7月25日
Published Date 2012/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102119
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
広報活動に対する本校の体制
本校は1991(平成3)年に東邦大学医療センター佐倉病院の看護師充足を目的に設置された,1学年定員40名の3年課程の学校である。20年前の開校当時,10倍強の受験者数を確保し,受験生の質の面でも学力・適性ともに現在に比べると優れていたが,ここ数年,受験者は半減し,入学後,学業成績不良のため中途退学する学生が増加,卒業率も72~75%と低迷している。これらの問題解決のために優秀な受験生を確保することが本校の喫緊の課題であり,全教職員挙げて広報活動に取り組んでいる。今回は,オープンキャンパスを中心にその一端をご紹介する。
そもそもオープンキャンパスとして本校では,高校3年生対象の,いわゆる“1日看護体験”型の学校説明会を年2回,事務職員の企画・運営により実施していたが,受験生の減少,質の低下に危機感を強め,それまでの広報体制を刷新するべく2007(平成19)年4月に広報委員会を設置するに至った。事務職員主導の広報活動から,専任教員主導で受験生が求める情報を積極的に提供するための組織としてスタートしたのである。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.