第2特集 石巻赤十字看護専門学校の復興に向けて
石巻赤十字看護専門学校復興支援要員派遣の実際と課題
復興に向けた日本赤十字社の取り組みと評価
池田 由美子
1
1日本赤十字社事業局看護部看護管理・教育課
pp.202-205
発行日 2012年3月25日
Published Date 2012/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663102022
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宮城県の石巻赤十字看護専門学校(以下,石巻看専)は,全国で唯一,東日本大地震の大津波によって壊滅的な被害を受けた看護専門学校である(図1)。校舎はもちろん,学校運営の基盤となる施設設備・資料等の一切を失った(写真1)。全国赤十字医療施設・教育施設を統括する日本赤十字社事業局看護部(以下,本社)では,学校再建に向けてのグランドデザインを策定し,校舎建築に関する支援と,日本赤十字社教育施設(専門学校18施設・看護大学6施設),医療施設(92施設)から,看護教員資格と経験をもつ職員を派遣して復興支援を継続している。以下に,学校復興支援要員(以下,支援要員)派遣の実際と課題について述べる。
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