特別記事
学生の看護実践力を育むレクネス(RCNES : Red Cross Nursing Education Supporter)制度の導入
迫田 綾子
1
,
川西 美佐
1
,
吉田 和美
1
,
実藤 基子
1
,
原田 裕子
1
,
要田 郁美
1
,
三味 祥子
1
1日本赤十字広島看護大学
pp.30-36
発行日 2011年1月25日
Published Date 2011/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101650
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レクネス制度導入の背景
本学は,開学11年目となる看護学部の単科大学である。教育理念は,赤十字の基本理念に基づき,将来ヒューマン・ケアリングの実践教育・研究領域においてリーダーシップを発揮できる基礎的能力の育成を目指すことである。学生は,1学年が140名余で,大学院を加えると600名近くが,世界遺産のある宮島を見下ろす高台のキャンパスに集っている。
本学が取り入れたレクネス(RCNES:Red Cross Nursing Education Supporter)制度とは,看護基礎教育と臨床の架け橋となり赤十字看護教育をサポートする制度である。社会や看護の変遷のなかで,看護教育のあり方を模索する過程で誕生させたこの制度は,本学が現在唯一独自に導入している。
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