Japanese
English
特別記事
なぜグローバルヘルスが看護の重要な課題なのか?
Why Global Health is an important nursing issue?
ジュディス・オルトン
1,2
,
穴吹 章子
3
,
岩國 亜紀子
3
,
濱吉 美穂
3
,
片田 範子
3
Judith Oulton
1,2
1元ICN
2現トロント大学看護学部
3兵庫県立大学看護学部
pp.566-571
発行日 2010年7月25日
Published Date 2010/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101500
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
兵庫県立大学看護学部では「国際社会の保健・医療・福祉の課題に柔軟に対応し,職業創造ができる看護職を育成する」ことを理念に掲げており,国際的人材の育成を使命の一つと考えています。学部学生を対象とした国際看護の体系的教育や国際交流事業をどのような方向で取り組むべきかを検討するうえで,国際看護教育・交流の経験を持つ他大学のヒアリングなどを実施しました。
今回,今世界の保健動向を熟知しておられ,国際看護師協会(ICN)の元事務局長(現トロント大学看護学部特任客員教授)のOulton先生に,国際看護(Internationality which is called in nursing)について本看護学部にてお話頂きたいと申し上げたところ,Global Healthという発想で御講演していただけることが実現しました。この講演を通して「国際看護」ではなくGlobal Healthの視点が重要であることや,教育者であるわれわれに期待されているGlobal Health教育について新たな知見を得ることができ,教育実践の理念と教育展開について多くの示唆を得ることができました。
ここに,Oulton先生は講演内容を再度まとめてくださり,先生のご厚意によって本紙に掲載できることになりました。この講演内容が,国内のGlobal Health教育の発展に寄与できることを願っています。
(兵庫県立大学看護学部国際交流推進委員会委員長 穴吹章子)
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.