連載 評価から始める教育活動・4
教員組織におけるコミュニケーションの改善
鈴木 香里
1
1愛知県厚生農業協同組合連合会 加茂看護専門学校
pp.330-333
発行日 2010年4月25日
Published Date 2010/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101447
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はじめに
看護教員には,教育水準の維持・向上のために,日々,創意工夫のある教育活動を展開する責任がある。学校運営は,効果的な教育活動が展開できるように組織として改善すべき課題を明確にし,解決への取り組みを進める営みである。看護教員が組織目標を共有し,その実現に向けて相互作用を通して問題の解決を図る「協働力」が要となる。教務主任には,看護教員の力を束ね,チーム力に変える管理能力・指導力の発揮が求められる。小泉は,学校の問題を明確にして共同学習として改善に向けた取り組みを行うことで個々の教員の実践が変化しうると述べている1)。
今回,教務主任の立場から組織管理の一環として,看護教員間の情報共有を促進するコミュニケーションの改善にアクションリサーチを用いて取り組み,成果が得られたので,ここに報告したい。
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