特集 シミュレーション教材は進化する
高知女子大学での取り組み―急性期看護援助論における術直後シミュレーション演習
大川 宣容
1
1高知女子大学看護学部看護学科
pp.806-810
発行日 2009年9月25日
Published Date 2009/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101295
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はじめに
本学では,学生の看護実践力を高めるために知識と技術を統合し,実践のイメージ化を可能にするための取り組みに力を注いでいる1)。学生が臨床における実践をイメージして,既習の知識および技術を活用できるようにするために,2006(平成18)年度より中機能性のシミュレーションモデルを導入し,急変時の対応に関する演習を行ってきた。さらに2008(平成20)年度にはさらに3体を追加導入し,モデルを複数台活用した実践的演習を急性期看護援助論において開始した。本稿では,高知女子大学看護学部におけるシミュレーションモデルの導入による取り組みを紹介し,その効果と今後の課題について述べる。
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