特集 学習支援で学生を変える―取り組みの必要性と効果
学生が自ら学ぶようにするために―高等教育における学習支援の必要性
濱名 篤
1
1関西国際大学
pp.568-573
発行日 2009年7月25日
Published Date 2009/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101233
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「学習支援・学生支援」検討導入の背景
■高等教育に求められる“質保証”と“量の確保”
2008年12月に出された中央教育審議会の答申「学士課程教育の構築に向けて」(以下では「中教審答申」という)では,学士号取得までの教育,いわゆる学部教育を「学士課程教育」と呼び,グローバル化とユニバーサル化という2つの大きな社会的変化の中での高等教育の在り方と改革の基本的方向を打ち出している。
これからの高等教育の在り方については,グローバル化に対応した“質保証”と,ユニバーサル化によっての高等教育進学率が上昇し“多様な”学生を受け入れるという“量の確保”とを両立させることを求める内容になっている。
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