連載 都立看護学校7校の新カリキュラムへの取り組み【専門科目編】・2
専門分野II・小児看護学
内糸 ちえ子
1
,
加藤 奈保美
2
,
高橋 紀子
3
,
名古屋 たち子
4
,
鳥海 朱美
5
1東京都立南多摩看護専門学校
2東京都立広尾看護専門学校教務課
3東京都立広尾看護専門学校
4東京都立北多摩看護専門学校
5東京都立板橋看護専門学校
pp.765-772
発行日 2008年8月25日
Published Date 2008/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663101004
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はじめに
小児看護学は,変化する社会の中で,子どもの人権を守り,子どもと家族の置かれている状況を的確に判断し,成長・発達やさまざまな健康状態に応じた看護を全人的に考えることを学習する。小児を取り巻く状況として,児童虐待の増加や校内暴力,不登校といった問題行動が深刻化し,地域における地縁的なつながりの希薄化等があげられている。そのような背景から,親の間に子育ての負担感や子どもの教育の仕方がわからないといった,育児に関する悩みなどが広がっていると言われている。
都立看学の改正カリキュラム検討会小児看護学ワーキンググループでは,小児を取り巻くこれらの状況を踏まえて今回の検討を行った。
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