特集 精神「科」看護を教えるということ
扉
pp.577
発行日 2008年7月25日
Published Date 2008/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100953
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「○○看護は○○科看護ではない」。これは,診療科別にとらえられる医学的枠組みに看護はとらわれない,という意味でよく使われた言葉です。ただ,現場の感覚からすると,100%合意するのには抵抗があるのではないでしょうか。現場においては,やはりその「科」独特の問題が存在するからです。そして,「精神科」は,なかでもその独特さが際立つ分野だと思います。
“身体”と相対する言葉として“精神”をとらえるならば,「精神看護」と「精神科看護」は違うでしょう。けれども,その違いを身をもって知った教員は,実はそれほど多くはありません。今回は,「科」を意識した感覚の教育の重要性についてさまざまな視点から語っていただきます。
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