連載 東洋医学講座 鍼灸医学を中心に・4
鍼治療
今井 賢治
1
1明治鍼灸大学臨床鍼灸学教室
pp.166-171
発行日 2008年2月25日
Published Date 2008/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100868
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
鍼治療は体表に分布する感覚神経を刺激することで,痛みを抑制する機構(内在性鎮痛機構)などを活発にさせることにある。その発祥は中国にあり,仏教とともに日本に伝来したとされている1)。現在,日本で行われている鍼治療のスタイルは,江戸時代に考案され,日本独自のものとして発展してきた方法である。
本稿では,日本でスタンダードに用いられている鍼の特徴と扱い方,鍼治療の適応と不適応,その安全性などについて概要を記載した。
Copyright © 2008, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.