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特集 リハビリテーション医学と東洋医学
慢性疼痛に対する鍼治療の実際
Acupuncture Practice in Chronic Pain Syndrome.
土肥 信之
1
Nobuyuki Dohi
1
1藤田学園保健衛生大学リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Fujita Gakuen Health University School of Medicine
キーワード:
慢性疼痛
,
鍼治療
,
経絡
Keyword:
慢性疼痛
,
鍼治療
,
経絡
pp.927-933
発行日 1989年12月10日
Published Date 1989/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106175
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Ⅰ.リハビリテーション診療と疼痛疾患
リハビリテーション(以下,リハと略)診療における疼痛疾患の占める割合は大変大きい.特に慢性疼痛は経過が長く治療が難しい1).
疼痛管理には多くの方法があり,それをうまく選択し組み合わさなければならない2).疼痛治療の第1はまず原因の除去であろう.慢性疼痛でも原因が除去されれば治癒するものも多く,まずその原因を探り治療することから始まる.しかし,中には原因の除去が困難であったり,原因らしきものがはっきりせず,治療に抵抗するケースに悩まされるのも事実である.
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