特集 看護教員養成とは何か
―看護教員養成の実際:厚生労働省看護研修研究センターの取り組み―自立した教師の育成をめざして
島田 千恵子
1
1厚生労働省看護研修研究センター
pp.963-969
発行日 2007年11月25日
Published Date 2007/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100804
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はじめに
厚生労働省看護研修研究センター(以下,センター)は,昭和52年の設立以来,看護基礎教育の全課程の教員養成とわが国で唯一の養成所の管理者となるための幹部看護教員養成課程をもち,短期コースとして看護教員等再教育講習会を開催するなど,わが国の看護教員養成の中心的な役割を果たしている。しかし,看護基礎教育の大学化が進んでいること,教育期間の延長が話題にのぼっていること,さらに,看護教員に高度な実践力が期待されていることをふまえると,抜本的に看護教員養成のあり方を検討する時期にきているともいえる。
本稿ではセンター設立の経緯をふまえて看護教員養成教育の現状を評価し,今後のあり方を考えてみたい。
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