特集 学生のヒヤリ・ハットから学ぶ看護技術テキストの作成
メタ認知の視点からみた学生のヒヤリ・ハット体験事例
川原 由佳里
1
,
𠮷田 みつ子
1
,
佐々木 幾美
1
,
本庄 恵子
1
,
田中 孝美
1
,
奥田 清子
1
,
森 祥子
1
,
村上 睦子
1
,
守田 美奈子
1
,
川島 みどり
1
1日本赤十字看護大学
pp.890-894
発行日 2007年10月25日
Published Date 2007/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100787
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調査の背景と目的
私たち研究班は,「医療事故を防ぐ視点」を含めて看護技術教育を考えるために看護学実習でのヒヤリ・ハット,アクシデント(以下ヒヤリハット)の調査を実施し,その種類や頻度を明らかにしてきた。本稿では,学生が「どのようにすれば間違わないか」という具体的な視点から安全教育を実施するには,学生がそれぞれの場面で何に迷い,どこでつまづいたのか,その出来事をどのように予期し,最中に何を考え,事後にどのようにふり返ったのかを知るために看護学生が体験した実習中のヒヤリ・ハットの具体的事例を収集し,学生の体験と思考のプロセスに焦点をあてて分析を行った。
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