焦点
パワーポイントで授業を創る
山口 栄一
1
1玉川大学教育学部
pp.310-314
発行日 2007年4月25日
Published Date 2007/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100655
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授業をデザインする
授業でプレゼンテーション・ソフトを使いこなせると便利かと問われれば,まちがいなくYESです。しかし,プレゼンテーション・ソフトの使用は授業を改善しているか,という問いについては何とも言えません。それは,プレゼンテーションのためのソフトにすぎないからです。授業の目的は,学生を学ばせることにあります。
授業のシステム化では,指導過程における情報の流れを双方向のものと捉えます。つまり,情報提示→反応→評価とフィードバックとなります。プレゼンテーション・ソフトを使って目的のパワーポイントを作ることができれば,まちがいなく情報の提示能力を拡張してくれます。パワーポイントとはよく言ったもので,確かに情報のポイントをパワーアップします。だから,プレゼンテーション・ソフトが企業で多用されているのはもっともなことなのです。
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