連載 はっ!おやっ?ウーム…From MSW・10
“ネット”を創る
村上 須賀子
1
1広島市立安佐市民病院
pp.679
発行日 1998年7月1日
Published Date 1998/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905635
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「目の前のティッシュペーパー1枚を,箱から取り出す.なにげなくやっているこの動作がある日突然,鉛の塊を持ちあげるより重くなってできない.まるで重力の異なった別の惑星に放り出されたみたいな感覚…….そんなことが想像できますかぁ」.頸椎を損傷して四肢麻痺になった彼は,ハンディキャップの意味をこのように教えてくれました.
そうした人たちが,ハガキ通信(全国版の障害者通信)を通じて知り合った仲間と,もっと交流したいという願いのもとに,新たなグループを結成したのです.その名は「広島頸損ネットワーク」.
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