特集 教員だからこそできる地域貢献
教員が地域貢献できるシステムづくり―青森県立保健大学の取り組み
新道 幸惠
1
1青森県立保健大学
pp.378-383
発行日 2006年5月1日
Published Date 2006/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100249
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地域貢献とは
看護職は,現場で働くという実践あっての専門職です。大学の目的は教育であり,保健・医療・福祉の現場で働く看護職を育成し,その育てた人たちがいい仕事をするために現場の環境を側面から働きかけて整えることも役割の一つに入っています。
青森県立保健大学(以下,本学)では,開学時から基本理念の一つとして地域貢献をあげています。「ヒューマンケア」を実践できる人材の育成ということで,地域特性に対応・貢献できる人材の育成をめざしています。もともと公立大学は地域に根ざした貢献が使命であるといわれていましたが,文部科学省が大学改革を進める中で,大学すべてについて地域貢献が求められ,その意味合いも変わってきたといえます。また,看護系大学としても人材育成の特有性,使命を考えれば,地域貢献はいうまでもありません。
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