新 病院建築・50
青森県立中央病院の設計
丸谷 武久
1
1(株)日建設計東京本社
pp.157-161
発行日 1982年2月1日
Published Date 1982/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207677
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はじめに
県庁隣りにあった旧県立中央病院は,昭和27年以来,青森県の唯一の県立総合病院として,県の医療に大きな役割を果たしてきたが,その後の社会環境の変化,医療水準の向上は目覚しく,旧病院では,十分な医療の提供を県民に与えることが困難になってきた.
県では,近代医学を十分に行える新病院の建設を目指し,昭和46年,中央病院の八重田分院跡地に,病床数740床を有する新病院を建てることを決定し,建設準備室を発足,途中2年間着工を見合わせたこともあり,約8年の歳月を経て,この度,完成するに至った.新病院は,外来診療,中央診療,病棟などの従来の病院施設のみでなく,県民の予防医学のための健康保健センターをも兼ね備えている.
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