特集 看護学実習 教員・指導者・学生,三者の体験から
第1部 体験から学ぶ「看護学実習」をめざして
日本赤十字看護大学の取り組み
ケアを学ぶということ―座談会で語られた学生の体験から考える
小宮 敬子
1
1日本赤十字看護大学
pp.928-930
発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100156
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ここに集録した座談会は,そもそもは日本赤十字看護大学の学報向けに企画されたものであった。卒業式も終え就職を間近に控えた3月末に行われた。広報委員の川原さんから当日の司会を依頼されたものの,私には座談会の方向性について何か心積もりがあったわけではない。
座談会に参加するのは,4年生の最後の総合実習で川原さんが指導した3人の学生で,カンファレンスへの参加が積極的だったことから選んだという。それなら何とかなるだろうと思い,用意していたのは,冒頭の「4年間で一番印象に残っている実習は何か」という質問だけであった。
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