Scramble Zone
異文化間共同研究実施に向けた南フロリダ大学への再訪問―千葉大学21世紀COEプロジェクトの一環として(第2報)
三浦 弘恵
1
,
舟島 なをみ
2
1千葉大学COEフェロー
2千葉大学看護学部
pp.334-337
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100045
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はじめに
千葉大学看護学部が21世紀COEプログラムの拠点として採択を受けてから2年が経過した。現在,7つのサブプロジェクトが,日本文化に根ざした看護学を創出し世界に発信するための研究活動に邁進している。筆者らが所属するサブプロジェクトFは,日本型看護職者キャリア・ディベロップメント支援システムの開発に取り組んでいる。昨年2月,このプロジェクトの一環として,南フロリダ大学(以下,USF)を訪問し,その成果を本誌45巻7号に報告した。
前回の訪問目的は,次の3点であった。①フロリダ州の看護継続教育の現状理解を通し,日本の現状を客観的に理解し,今後の課題を明確化する。②千葉大学の研究成果を公表する。③異文化間共同研究「看護学教員のロールモデル行動に関する日米比較」実施の可能性を模索する。この訪問以降,各々の目的達成に向けた努力が実を結び,異文化間共同研究にも大きな進展がみられた。
今回は,上記目的③の研究を推進するために,2005年1月6日から11日までサブプロジェクトFのメンバー6名がUSFを再訪問した。
今回の訪問の目的は,次の3点であった。①専門家会議を開催し,英語版質問紙の内容的妥当性を検討する。②データの入力・交換方法を検討し,確認する。③今後の研究計画を共同研究者のUSF助教授Patricia Gorzka博士と確認する。
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