特集 住民とともにつくる「健康日本21」地方計画
【保健所の役割】地方計画づくりにおける都道府県型保健所の役割
藤内 修二
1
1大分県日田玖珠保健所
pp.380-386
発行日 2001年5月10日
Published Date 2001/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662903005
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平成12年3月「地域保健対策の推進に関する基本的な指針」の一部改正が行われ,保健所の役割として,健康危機管理と「健康日本21」の推進が追加された。「基本指針」の記載を見るまでもなく,「健康日本21」の推進は市町村支援の一環として保健所の重要な役割である。問題はどう推進するかである。その推進の手始めが地方計画策定の支援ということになろう。
平成5年以来,保健所は市町村の保健計画策定に関わってきた。老人保健福祉計画(平成5年度),母子保健計画(平成8年度),介護保険事業計画(平成11年度)をはじめ,エンゼルプランや障害者プラン,健康文化都市計画など,毎年のように何らかの計画策定に関わってきたといっても過言ではなかろう。果たして,保健所はこれらの計画策定に十分な役割を果たしてきたのであろうか。
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