連載 政治と看護の話をしよう!・6
都道府県を超えた移動
石田 昌宏
pp.497
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102461
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2月末より全国の看護現場を回り,看護職から意見を聞く日々を送っている。「人手が足りない」はすべての現場に共通している課題で,この解決こそが現場を真に元気にすることがよくわかる。
そのなかで,特に気になる話を聞いた。「県立の専門学校の卒業生が全員県外に就職した」というのだ。何のために県が税金を使ってまでして養成しているのか,これではわからない。都道府県を超えた就業動向を把握しないと,現場に実感をもたらすようなきめ細かな人員確保政策が打てない。
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