特集 住民とともにつくる「健康日本21」地方計画
【市民参加型成熟都市の計画事例】「みたか市民プラン21会議」1年のあゆみ
正満 たづこ
1
,
小林 裕
2
1みたか市民プラン21会議事務局
2三鷹市企画経営室
pp.372-378
発行日 2001年5月10日
Published Date 2001/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662903004
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三鷹市は東京都のほぼ中央にあり,東は杉並区と世田谷区に,西は小金井市,南は調布市,北は武蔵野市に隣接したまちであり,都心のベッドタウンである(図1)。人口は現在約16万3000人で,世帯数は約7万7000である。市内には国際基督教大学やルーテル学院大学のほか,アジア・アフリカ語学院といった,海外からの留学生が多い専門学院もあり,外国人登録者数は現在約3000人である。
北東に都立井之頭恩賜公園,南には都立野川公園があり,環境と自然生態を鑑賞する場も維持されている。JR三鷹駅周辺の商業地区は三鷹市内最大規模であるが,大型店舗がないことも一因か,各店舗は比較的地元出身の経営者が多い。一方,IT化の先進都市としてSOHO支援の産業ビルができるなど,多様な情報ネットワークづくりに取り組んでおり,全国から注目を集めている面もある。
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