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3世代交流で子育て支援の輪を広げよう—横浜市瀬谷区保健所の「ちびっこフェスティバルin瀬谷第二」
pp.85-88
発行日 1999年2月10日
Published Date 1999/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902934
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昨年の12月12日(土),横浜市瀬谷区の瀬谷第二小学校で「ちびっこフェスティバルin瀬谷第二」が行われ,近隣の乳幼児から小学校低学年までの子どもとその父母たち約500人(内訳:子ども314人,大人114人,地域スタッフ88人)が集まって,昔懐かしい遊びを中心に用意されたさまざまな遊びを楽しんだ。このイベントは,瀬谷第二地区の地域連絡協議会(後述)が主催,地区を管轄する瀬谷区保健所が後援して,地域に住むさまざまな世代が交流して子育て支援の輪を広げることをめざして実施したもの。
瀬谷区保健所では平成10年度,地域の高齢者や子育てを終了した世代と子育て中の親子の3世代が交流して,地域のいろいろな場で楽しくいきいきと子育てができる環境をつくりだすことをめざした『応援します!!いきいき瀬谷っ子』事業を開始し,子育てについての3世代へのインタビュー調査と,モデル地区(2地域)でのワークショップを行っている(調査とワークショップからの意見は集約して,子育て中の両親や地域,行政それぞれができることについて報告書にまとめ.今年3月に瀬谷区の子育て支援のあり方として提案する)。このワークショップで,地区のPTA,自治会役員,子育てサークルの母親らが話し合いを重ねたところ,「話し合いだけでなく,実践を通して子育て支援の可能性を広げたり仲間を増やしていこう」ということになり,モデル地区の1つ瀬谷第二地区の自治会の老人会,民生委員,体育指導員などの各団体やPTA,子育てサークルの母親ら15人が地域連絡協議会を結成し,このイベントを企画準備した。
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