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“地域で子育てする”発想のまちにしたい—第2回港南区子育てフォーラム 『地域で豊かな子育てを』 横浜市港南保健所
八木 保
pp.341-344
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902870
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1996年12月11日,横浜市港南公会堂で開かれた『第2回港南区子育てフォーラム』に,乳幼児とその母親,地域の保健指導員や保育園関係者ら,370人が集まった。この取り組みは港南保健所の主催で,前回の第1回フォーラム来場者の中から話し合いに参加する有志を募り,その人たちとともに地域づくり型保健活動の手法を使って話し合った結果を発表し,さらに次のステップをめざす目的で開かれた。
横浜市南部にある港南区は人口約22万人,世帯数8万2000戸で,1世帯平均家族構成は2.79人,年間出生数は約2000。子育てに関する地域の課題として,特に子育て世代の転出入が多く,母親の孤立化が懸念される状況を保健婦たちは感じていた。また,横浜市全体が養育ネットワーク事業を進める中で,港南区では平成7年度に子育て支援者事業のモデル区として事業を推進しはじめており,それを契機に港南保健所の保健婦たちは子育てに関する事業の見直しを行った。見直しにあたっては,地域づくり型保健活動の手法で進めることを保健婦全員で合意した上で始めた。
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