特集 母子保健計画を活動にどう生かすか
鎌ケ谷市における母子保健の展開の経過と母子保健計画
福留 浩子
1
1鎌ケ谷市健康管理課
pp.1024-1034
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902925
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要約
鎌ケ谷市の保健婦活動は,昭和48年度に始まります。若年層を中心とする転入が多かったことから活動も「母子保健」中心に展開されました。以後,県より母子保健事業が移譲される平成9年度までを3期に分けて整理してみました。第1期は始動期と位置づけ,昭和48年度の活動開始から,母子保健事業の量的拡大のみの視点から質的充実の方向への発想に転換した昭和53年度までとしました。第2期は前進期と位置づけ,昭和54年度から「健診システム」事業をスタートさせ,保健・福祉・医療の連携基盤となる「総合福祉保健センター」がオープンした平成3年度までとしました。第3期は成熟期と位置づけ,総合福祉保健センター内に設置された「幼児療育指導室」がフォロー機関として機能し始めた平成4年度から平成9年度の母子保健移譲事業の受け入れと共に母子保健計画を策定した時期までとしました。鎌ケ谷市母子保健計画は,従来から進められてきた事業などの墓本理念の確認とともに整理・体系化したものです。
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