PHOTO
住民も職員も生き生きする地域のために,開かれた保健所をめざす—第2回長崎こころまつり—ちいさな愛 ひろがれ輪 豊島区長崎保健所
八木 保
pp.253-256
発行日 1997年4月10日
Published Date 1997/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902851
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
1997年2月27日に豊島区の長崎保健所で策2回こころまつりが開かれた。このイベントは,本号の特集の事例としてご報告いただいた「長崎保健所とまちづくり」(290ページ)の原点とも言える活動である。
同保健所は池袋から私鉄で2駅の距離にありながら,かつての下町の雰囲気を色濃く残した閑静な住宅街にあり,管内は長い活動の歴史を持つ福祉作業所など社会資源が豊富である。そのような管内で作業所などと保健所が協働してイベントに取り組むことでノーマライゼーションの進展を図るとともに,住民や保健所職員の両方に保健活動を見えるものにすることが,こころまつりの企画動機。そのため,「病気や障害を持った人が暮らしやすい町は誰もが暮らしやすい町だからこそ,安心して健康的な作活が送れる町づくりについて一緒に考える」をテーマに,保健所職員・作業所関係者・当事者・ボランティアによる実行委員方式で準備を進めてきた。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.