特集 よみがえれ 不死鳥のように
座談会
生き生きとした保健所を取りもどすために
小栗 史朗
1
,
桐生 悦子
2
,
林 義緒
3
,
最上 キクヱ
4
,
山崎 京子
5
,
菊地 頌子
6
1名古屋市千種保健所
2群馬県玉村町役場
3大阪府枚方保健所
4東京都福生保健所
5横浜市港南保健所
6東京都江東区城東保健所
pp.571-587
発行日 1980年8月10日
Published Date 1980/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662206275
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<研究>の感想から
菊地 保健所のあり方については公衆衛生学会,保健所問題委員会が<中間報告>を出しています。すでにこの<中間報告>についても読まれたと思いますが,最後に"保健所のあり方,保健婦活動のあり方"について,<中間報告>で提起されている内容と,<対人保健サービスの体制整備に関する研究>の内容とを踏まえながら,現場からの意見を聞かせていただきたいと思います。
最上 <体制整備に関する研究>を見ますと,いよいよ保健所を空洞化させていく過程として中の仕事がなくなっていくと同時に,全体を通して縮小していき,この世から保健所が消されていくのじゃないかという,何とも言いようのない寂しい悲しい思いにかられますね。又,どんなに欲目に見ても,市町村と保健所との機能分化は問題があるように思います。
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