連載 新たな高齢者介護保険制度について・4—保健指導室からの便り
「高齢者ケア支援体制に関する基礎調査研究会」報告から(その1)
島田 美喜
1
1厚生省健康政策局計画課保健指導室
pp.750-753
発行日 1996年9月10日
Published Date 1996/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902833
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はじめに
今回から『高齢者ケア支援体制に関する基礎調査研究会』(以下,調査研究会)から平成8年3月に報告された,「調査対象地域におけるケアマネジメントの現状と課題—我が国におけるケアマネジメントの確立をめざして」において取りまとめられた調査研究から,要介護認定基準(試案)やケアマネジメントの考え方について紹介します。
調査研究の目的は,平成6年12月の「高齢者介護・自立支援システム研究会」の『新たな高齢者支援システムの構築を目指して』と題する報告書や,平成8年1月の老人保健福祉審議会の『新たな高齢者介護制度について(第2次報告)』の報告を踏まえて,要介護高齢者の状態を把握するための「要介護認定基準」とケアプランの作成に必要な情報を得るための「高齢者アセスメント票」を開発するための,「要介護認定基準(試案)と高齢者アセスメント票(試案)の試行」を行うことです。この目的に沿って全国19地域と50の施設を対象に調査研究が行われました。
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