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新米お母さんのオアシス“わかば学級”—乳幼児教育学級に子育ての先輩が支援する 秋田市健康増進課・秋田市新屋勝平地区婦人会・秋田市新屋勝平地区民生児童委員協議会
八木 保
pp.673-676
発行日 1996年9月10日
Published Date 1996/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902821
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秋田市の西部に位置する勝平地区で行っている乳幼児教育学級“わかば学級”(以下,学級)は,今年4月で創立21年を迎えた。新米お母さんたちが子育てに不安な時期に,子どもと一緒に学習し,交流することができる場を提供することを目的に,勝平地区婦人会が守り続けてきた活動である。その歴史は古く,秋田市の主催する乳児相談のお手伝いを婦人会がしたことが発端で“わかば学級”が誕生し,現在では「心が豊かな丈夫な子どもを育てる活動」として,健康増進課・公民館・婦人会・民生委員が協力し,現在の学級に至っている。
少子化社会において子どもをいかに健やかに育てるかという課題がクローズアップされている現代,人と人とのつながりが深いといわれる地方都市でも,地域住民がふれ合う機会が年ごとに減り始めている。母親たちは仲間との交流を求めてこの学級で出会い,親と子,親同士,子ども同士が互いにふれ合い,話し合い,学び合っている。
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