連載 ジェンダーの視点から地域・生活を考える・9
環境問題におけるジェンダー[1]—エコロジーと女性
萩原 なつ子
1
1東横学園女子短期大学
pp.735-738
発行日 1996年9月10日
Published Date 1996/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662902830
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「エコロジー」という言葉,どこかで一度は目にしたり,耳にしたりしたことがあると思う。とくに,1992年にブラジルのリオで開かれた国連環境開発会議,通称地球サミット以降,エコマーク,エコロジーファッション,エコロジカル・ライフスタイルなど,“環境”“自然”“生態系”に関係する諸問題を表現する言葉として,かなり馴染みのあるものになってきたのではないだろうか。でも,エコロジーってなんだろう?
“リサイクル運動? ごみ問題を考えること,自然を大切にすること,自然派ってことかな”……とかなり漠然としたイメージを持っている人が多いのではないだろうか。
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